前回の記事でご紹介した「60日で10キロ痩せた方法」。自転車での有酸素運動、炭水化物を控えた食生活、そして「習慣化」を大切にした無理のないスタイルが軸でした。
でも実は、裏でひっそりと取り入れていた“もう一つの工夫”があります。
それが、「水抜き」です。

水抜きとは?一時的に体重を落とすテクニック
水抜きとは、体内の水分を一時的に抜いて体重を減らす方法で、格闘家やボディビルダーが試合や大会前に計量をクリアするためによく使うテクニックです。
私の場合も、三週間に一度ほどの頻度で水抜きを取り入れていました。
これをダイエットに応用すると、一度に2〜3キロ程度の体重を落とすことが可能になります。
では、なぜ水分が抜けるのでしょうか?
水抜きのメカニズム:塩分濃度と浸透圧の関係
体内の水分量は、ナトリウム(塩分)濃度と深い関係があります。人間の体は、常に**細胞内外の浸透圧(濃度のバランス)**を一定に保とうとしています。
塩分の摂取が多いと、体は「薄めるために水を保持」しようとするため、むくみやすく、体重も水分の分だけ増えます。
逆に、塩分を控えると、体は水を外に出そうとします。
このとき、余分な水分が尿や汗として排出され、体重が落ちていくのです。
この自然な仕組みを利用するのが、「水抜き」です。

私のやり方と実践ポイント
水抜きは正しく行えば効果的ですが、やり方を間違えると体調を崩す可能性もあります。私が意識していた実践ポイントと注意点を紹介します。
■ サウナの入り方(汗を出す工程)
- サウナは10分程度×3〜4セット
- セットの合間には少量の水分補給←これめっちゃ大事!
- 水風呂には入らない(急激な体温低下を防ぐため)
- サウナよりも休憩時間を長くとる←これもめっちゃ大事!
- 「整える」が目的ではなく、体重を落とすための行動(勝手に整っちゃいます)
■ 食事内容(塩分控えめ)
- 朝:スムージー
- 昼:温野菜と茹で豚(ドレッシングは少量のポン酢)
- ご飯は控えめ
- 夜:焼き魚や中華など塩分の多いものは避け、和食中心
味付けはなるべくシンプルに。出汁や酢、少量の柑橘などを活用して、物足りなさを感じないように工夫していました。

水抜き後の“おはぎ”がご褒美
水抜きを終えた後、特に食事制限はしていませんでしたが、唯一のマイルールがありました。
それは、「最初の食事におはぎを食べる」こと。
甘いものを食べることで、心のバランスを取っていたのかもしれません。意識していたわけではありませんが、結果として良いリセットになっていたように思います。
無理しない水抜きがダイエット成功のカギ
水抜きは、あくまで一時的な体重調整手段です。脂肪が直接落ちるわけではありませんが、数字として体重が下がることでモチベーションが上がるのは事実です。
ただし、絶対に無理をしないこと。これが大前提です。
- サウナで無理をしない
- 食事は抜かず、質を整える
- 水分補給を完全に断たない
- 目的を忘れない(整えることではなく、痩せること)
このように、日々の習慣(運動・糖質控えめの食事)を土台に、軽く「水抜き」を取り入れることで、60日間で10キロ減を現実のものにできたと実感しています。
無理なく、ちょっと楽しく、ダイエットに“波”をつける。
そんな感覚で「水抜き」を取り入れるのもアリだと思います。

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