初めてワードプレス

テストを兼ねて書いてみる。

もともと文章は書くのも読むのも好きで、だらだらと駄文を書き連ねてきていた。

思えば、中学生の時に中島らもに出会ってから、文章が好きなものリストに入った気がする。

このころまでは、文章を読むなんてことは国語の授業ぐらいでしか経験してこなかった。本当に読むのが嫌いな典型的な劣等生だった。勿論、今でも優等生なんて言うつもりはない。本をたくさん読んだからと言って、頭がよくなるわけではない。このことは、自分自身が証明している。

本を読むことは一種のエンターテイメントに近い。読書とはその世界にいりびたり主人公とともに冒険をし、一つの目標に向かいがむしゃらに努力し、恋に落ちる。いろんな疑似体験をさせてくれる。

小説だけではない。ノンフィクションや自己啓発的なビジネス本もその作者の考え方に触れられて、「ほう」とか「うむ」とか唸らせられる。

でも。だからと言ってその内容がすべて頭に入っているというわけではない。ほとんどが、その本を読み終わった数日後にはすっかり忘れてしまっている。ひどいときには、本を閉じたその時からもう忘却はほぼ完成されている。

でも、それでいいのだ。読書はその時が楽しければ良いのだ。読むという行為その時間を過ごすこと。その時間、これが全て。無駄な時間を過ごせる幸せを中島らもは教えてくれた。

しかし、書くとなるとどうも勝手が違う。読書は自分だけの時間だったが、執筆となると自分だけの時間とはいかない。どうしても、読んでくれる人のことを考えなければならない。

わざわざ、ここまで読んでくれた、あなたをどうしても意識してしまう。ここまで読んでくれた大切なあなたの時間を使わせてしまった。本当にありがたい。

ブログを始めるにあたって少し抵抗があった。小説の投稿や、SNSへはサクサクっと文章を載せられる。しかし、ブログはなんとなく書く気になれなかった。何か責任感が必要な気がしていたから。

でも、思い切ってやってみて良かった。ここまで読み進めてくれたあなたがいてくれたから。

これから自分自身、どんなことを書いていくかわからない。でも、最後まで読んでくれて、感謝できる読者がいるだけでありがたい。

最後まで読んでくれて、ありがとう。